このページでは、ヘルシンキ観光に便利なヘルシンキカードについて紹介します。
私自身、ヘルシンキ観光の際にカードを購入しましたが、最終的には元が取れなかったため、購入を検討している方の参考になればと思います。
ヘルシンキカードとは
ヘルシンキカード(Helsinki Card)とは、ヘルシンキの50以上の人気観光スポットへ無料または割引で入場できる観光パスです。種類によって公共交通機関の乗り放題も含まれます。
対象となる観光施設は公式サイトで確認できます。下記のパンフレットでは、無料で入場できる場所はオレンジ、割引対象の場所は青で示されています。

ヘルシンキカードは、「公共交通機関の利用可否」によって以下の3種類に分かれます。
カードの種類 | 公共交通機関の範囲 |
---|---|
HELSINKI CARD | なし |
HELSINKI CARD CITY | ABゾーン(市内中心部とその周辺) |
HELSINKI CARD REGION | ABCゾーン(空港や郊外エリアを含む) |
ヘルシンキの交通システムは「ゾーン制」で運行されており、エリアはA〜Dの4ゾーンに分かれています。
- Aゾーン:市中心部(ヘルシンキ大聖堂、テンペリアウキオ教会など)
- Bゾーン:郊外(マリメッコ・アウトレットなど)
- Cゾーン:さらに外側(ヘルシンキ・ヴァンター空港など)
乗り放題が含まれるCITYとREGIONでは、電車、バス、トラム、スオメンリンナへのフェリーが含まれます。交通機関の含まれないHELSINKI CARDでも、夏季は市中心部を循環する「HOP ON HOP OFF」観光バスが利用可能です。
それぞれのカードで1日券・2日券・3日券の3種類から「使用日数」を選びます。参考に私が利用した2024年5月時点での価格は下記の通りです。

ヘルシンキカードを購入すべき人は?
購入をおすすめする人
以下の条件に当てはまる場合には、ヘルシンキカードの購入をオススメします。
- ヘルシンキカードにはスオメンリンナのガイドツアーや島内のミュージアムが含まれます。
- CITY・REGIONであればフェリーの往復運賃もカバーされるため、お得に観光できます。
- ヘルシンキカードで多くの美術館・博物館に無料で入場できます。
- 1ヶ所の入館料が20€前後するため、複数のミュージアムをはしごするとすぐに元が取れます。

購入をおすすめしない人
- 人気観光地のヘルシンキ大聖堂、ウスペンスキー大聖堂などは無料で内部を見学できます。
- テンペリアウキオ教会やカンピ礼拝堂はヘルシンキカードの無料対象施設に含まれます。
- ヘルシンキ市内の観光スポットの多くは徒歩圏内にあります。
- 交通機関の乗り放題が不要な場合、個別に交通チケットを購入した方が安いです。
- マリメッコ・アウトレット(Bゾーン)→ABゾーンのチケット(片道2.95€)でOK
- ヘルシンキ空港(Cゾーン)→ABCゾーンのチケット(片道4.1€)でOK
公共交通機関の料金:
ゾーン | シングルチケット | デイチケット(1日券) |
---|---|---|
AB | 2.95€ | 9€ |
ABC | 4.1€ | 11€ |
例えば、マリメッコ・アウトレットや空港に行く場合、その都度チケットを買うか、乗り放題のデイチケットを購入した方が安いです。乗り放題のデイチケットは1〜13日から期間を選択でき、日数が増えるほど割引率が高くなっています。
実際にヘルシンキカードを利用した結果
私はABCゾーン内で交通機関が乗り放題のHELSINKI CARD REGIONの3日券(89€)を購入しましたが、最終的に元が取れませんでした。以下が実際の利用内訳です。
利用内容 | 料金(€) |
---|---|
空港から市内への片道電車(ABCゾーン) | 4.1 |
マリメッコ・アウトレットへの往復地下鉄(ABゾーン) | 4.9 |
ロウリュ(サウナ)への往復トラム | 5.9 |
オリンピックスタジアムへの片道トラム | 2.95 |
スオメンリンナへの往復フェリー | 5.9 |
運河クルーズ | 26 |
テンペリアウキオ教会 | 8 |
合計 | 57.75€ |
空港でカードを受け取りそびれてしまい、市内までのABCゾーンのシングルチケットを余分に購入した点を差し引いてもかなり損しています。
要因の一つとして、スオメンリンナ到着が夕方になり、ミュージアムが閉館していたため、ガイドツアーや博物館への無料入場を活用できなかったことが挙げられます。また、観光したいスポットが数多くあり、3泊4日の滞在で市内のミュージアムはひとつも訪れませんでした。
唯一のメリットは、交通機関のチケットをその都度購入しなくて済んだことです。特にトラムは停留所に券売機がない場合もあっため、乗り放題は便利でした。ただし、この点に関しても、ヘルシンキカードではなく、交通機関のデイチケットの3日券を買うのが最適でした。
余談ですが、運河クルーズはカードの無料サービスの対象に含まれていたため参加しました。クルーズ単体での料金は26€しますが、個人的に26€の価値は感じなかったため、運河クルーズ単体での購入は個人的にお勧めしません。カードを購入していて、時間にゆとりのある方は参加してみると良いと思います。
購入方法と使い方
私はヘルシンキ到着前にオンラインで購入し、ヘルシンキ中央駅近くのホテルのフロントで受け取りました。空港でも受け取れるみたいですが、場所がわからず結局市内で受け取りました。空港でカードを入手できると、REGIONだと空港から市内への電車のチケットを購入せずに済むため、空港での受け取りをお勧めします。
交通機関の乗り放題が含まれないヘルシンキカードはE-mailで送られてくるデジタルカードであり、物理的なカードはありません。ほか二つのCITYとREGIONは現物のカードであり、オンライン購入後に空港や市内で受け取れるほか、現地での購入も可能です。
カードの受け取りや購入が可能な場所は、ヘルシンキカードの公式サイトで確認できます。
カードの使用方法は簡単です。観光スポットでは、受付でカードを提示し、係員にスキャンしてもらうだけです。公共交通機関では、カードリーダーにカードをスキャンします。
まとめ
- ヘルシンキカードが向いている人→スオメンリンナや美術館巡りでフル活用する人
- ヘルシンキカードが向いていない人→徒歩での観光が中心で、交通費を個別に払う方が安い人
私は元が取れなかったので、交通機関の乗り放題券を別途購入する方が賢明でした。
ヘルシンキ観光を計画する際は、自分の行程に合わせて本当にお得かどうかをしっかり計算してみてください!