川の下を歩いて渡れる?アントワープの聖アンナトンネル

今回の記事では、アントワープにある歩行者・自転車用の聖アンナトンネルについて紹介します。

概要

ベルギーのアントワープにある聖アンナトンネル(Sint-Annatunnel)は、スヘルデ川の下を通る歩行者と自転車専用のトンネルです。

トンネルは地下31.57メートルにあり、全長は572メートルにわたります。トンネルの両側にある木造エスカレーターまたはエレベーターで地下へ登り降りできます。

全長572メートルのトンネル

多くの地元住民や観光客に利用されており、交通手段としてだけでなく、アントワープの歴史的な名所のひとつとしても知られています。特に観光客にとっては、歴史を感じられるスポットとして人気です。

建設まで

1874年にはアントワープの人々は街の左岸と右岸をつなぐことに合意しており、スヘルデ川に橋を架ける計画は何度もありました。しかし、橋がかかると船舶の往来に支障をきたすといった理由から、計画は毎度中止されました。

1931年にようやくトンネルの建設が決定され、着工から2年後の1933年にトンネルは開通しました。

現在でも、入り口の建物やトンネルは、警告標識やフェンスを含め、ほぼ当時の姿のまま残されています。両端にはエレベーターとエスカレーターが設置されており、特にエスカレーターは木製で、開通当初から使われているレトロなデザインが特徴的です。

レトロな趣のある木製エスカレーター

スヘルデ川

スヘルデ川(蘭:Schelde、英:Scheldt)は、フランス北部、ベルギー西部およびオランダ南西部を流れ北海へ注ぐ川です。名前はラテン語のScaldisに由来し、フランス語ではエスコー川(Escaut)と呼ばれます。

トンネルの他にも船でスヘルデ川を渡ることもできます。市中心部側では、ステーン城(Het Steen)の近くから船は出航し、数分で左岸に到着します。

市中心部側のステーン城近くにある船乗り場
スヘルデ川左岸から見た聖母大聖堂と市街地

アクセス

最後に

アントワープへ観光に行った際の様子をYoutubeにアップしていますので、興味があればご覧ください。

木造エスカレーターの雰囲気や、スヘルデ川の左岸から眺める市街地の景色も魅力的なので、アントワープ観光の際には時間があれば、ぜひトンネルを通って左岸まで足を延ばしてみることをオススメします。