ベルギーのサッカーリーグ観戦

この記事では、ベルギーのサッカーリーグ観戦におけるチケット購入方法や注意事項を紹介します。

先日、シント=トロイデンにてベルギーサッカーリーグの2023-24シーズンの開幕戦「シント=トロイデンVV対スタンダール・リエージュ」を観てきましたので、その様子についてもお伝えします。

ベルギーのサッカーリーグについて

リーグの名称はJupiler Pro League(ジュピラー・プロ・リーグ)です。Jupilerはベルギーのビールブランドであり、リーグの冠スポンサーです。

2023-24シーズンは16クラブで構成されます。ホームアンドアウェイ方式による総当たりのレギュラーシーズン後に、1〜6位、7〜12位、13〜16位の3つに分かれてプレーオフが行われ、優勝やヨーロッパリーグの出場権、降格が決まります。

ベルギーリーグではシント=トロイデンVV(STVV)を筆頭に多くの日本人選手が在籍しています。2023-24シーズンは下記の16選手が在籍しています。(2023年8月16日現在)

チーム名選手名(敬称略)
Koninklijke Sint-Truidense Voetbalvereniging(シント=トロイデンVV)シュミット ダニエル
シント=トロイデンVV鈴木 彩艶
シント=トロイデンVV小川 諒也
シント=トロイデンVV橋岡 大樹
シント=トロイデンVV山本 理仁
シント=トロイデンVV藤田 譲瑠チマ
シント=トロイデンVV伊藤 涼太郎
シント=トロイデンVV岡崎 慎司
Standard Liège(スタンダール・リエージュ)川辺 駿
Royale Union Saint-Gilloise(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)町田 浩樹
Club Brugge Koninklijke Voetbalvereniging(クラブ・ブルッヘ)本間 至恩
Koninklijke Atletiek Associatie Gent(KAAヘント)渡辺 剛
Koninklijke Voetbal Club Westerlo(KVCウェステルロー)松尾 佑介
Oud-Heverlee Leuven(OHルーベン)三竿 健斗
Royal Charleroi Sporting Club(シャルロワSC)森岡 亮太
Racing White Daring Molenbeek(RWDモレンベーク)安倍 柊斗

STVVには2023-24シーズン開幕時点で6名の日本人選手が在籍していました。リーグ開幕後に横浜Fマリノスから藤田譲瑠チマ選手、浦和レッズから鈴木彩艶選手の加入が発表され、現在は8名の日本人選手が在籍しています。

STVVに多くの日本人選手が在籍している主な理由は、クラブのオーナーが日本企業であるためです。2017年11月にDMM.comがSTVVの経営権を取得し、現在もクラブを運営しています。

DMM.comがベルギーのクラブを選んだ理由として、リーグに外国人枠がないこと、地理的にヨーロッパの多くのスカウトが試合を見に来ること、国土が比較的狭いため移動が容易で遠征費用を抑えられること、などがあるようです。

STVVの本拠地スタジアムの名称は「Daio Wasabi Stayen Stadium(大王わさびスタイエンスタジアム)」です。2023年2月に長野県の大王わさび農場が命名権を取得し、現在のスタジアム名となっています。

チケットの購入

チケットはSTVVの公式サイトから試合の1週間前に購入しました。

購入は会員登録(無料)→試合の選択→座席の選択→チケットの種類の選択→支払い→メールにてチケットを入手、という流れです。

座席は北スタンド(ゴール裏)、東スタンド(ゆっくり観戦したい人用)、西スタンド(少し割高なVIP席)の3種類です。座席やチケットはSTVVの日本語公式サイトでも確認できますが、チケットは日本語サイトからは購入できず、現地の公式サイト(英語・オランダ語・フランス語のいずれか)から購入できます。

チケットの種類は12歳以下、学生、大人の3種類です。私の選んだ学生チケットは17ユーロであり、思っていたよりも安かったです。支払い前の画面で学生証の番号を入力しただけで、身分証明証や学生証の画像を送る必要はありませんでした。

個人情報やカードの情報を入力して支払いを終えると確認メールが届きました。確認メールにはチケットのリンクおよびスタジアム入場時に表示するQRコードのリンクが貼られています。

試合当日

キックオフまで

試合会場の大王わさびスタイエンスタジアムは、Sint-Truiden駅から徒歩10〜15分の所に位置しています。駅から徒歩圏内に位置しているのは、車を持っていない人にはありがたいです。
車を利用する場合は、試合前後の交通規制について調べておいた方が良いです。

駅側から見た外観写真
駅とは反対側から見た外観写真

開幕戦のキックオフは19時15分で、スタジアムの入場開始はキックオフ2時間前の17時15分でした。

入場に身分証明書は必要なく、スマホでチケットのQRコードを見せるだけでした。スマホを使わない場合、A4サイズにプリントアウトしたチケットでも入場できます。

スタジアムはサッカー専用でありピッチと観客席との距離が近かったです。公式サイトによると収容人数は14,600人です。上記のスタジアム外観写真と同じ日とは思えないくらい空が暗いです。

キックオフまで時間があったため、せっかくなのでジュピラービールを飲みました。

スタジアム内でのフードやドリンクの購入にはプリペイドカードを使います。カードは売り場のすぐそばにある窓口で買うことができ、1枚1ユーロです。私はカード購入時に10ユーロチャージしました。

ジュピラーの他には、水やコーラなどのドリンクとフライドポテトが売られており、いずれも2〜3ユーロ程度でした。

前半開始〜ハーフタイム

スタメンの日本人選手はSTVVのシュミットダニエル選手、伊藤涼太郎選手およびリエージュの川辺駿選手でした。

開幕戦ということで満席になるかと思っていましたが、席は半分くらいしか埋まっていませんでした。

私の観戦していた東スタンドは、ファミリー席というだけあって平和でゆっくりと観戦できました。STVVのゴール裏もそれほど熱狂的というわけではなく、アウェイのリエージュの方が熱狂的でした。

スタンダール・リエージュの選手たち
STVVの選手たち

キックオフ後はあっという間に時間が過ぎました。スコアレスで前半が終了しハーフタイムとなりました。

ハーフタイムには屋台でハンバーガーを購入しました。ひとつ5ユーロで、上述のプリペイドカードではなく手持ちのデビットカードで支払いができました。

屋台に並んでいる人の様子
スタジアムで食べるハンバーガーは美味しかったです😋

後半開始〜試合後

後半もスコアレスの展開が続き、選手交代などで少しずつ試合のテンポが早くなってきました。

試合終了間際の後半40分に岡崎慎司選手、今夏に加入した山本理仁選手が投入されました。その直後の41分にSTVVが先制点を挙げ、スタジアムが一気に盛り上がりました。

スコアが動いた後のラスト10分は激しさが増し、これまで以上に見応えがありました。試合はそのままSTVVが逃げ切り、1-0でSTVVが勝利しました。

試合終了は21時過ぎでした。帰りの電車は21時34分だったため、試合終了後すぐに駅に向かいました。開幕戦勝利ということで、駅に向かう際にはスタジアムからファンのチャントが聞こえました。
駅にはサッカー観戦帰りと思われる人が15人ほどしかおらず、電車で観戦に来ている人はごく一部だったようです。

スタジアムで生で観るサッカーは楽しかったですし、日本人選手がベルギーの地で活躍している姿を見て刺激をもらうことができました。

注意事項

試合観戦にあたっての注意事項を紹介します。

手荷物禁止

ベルギーを始めヨーロッパのサッカー観戦では、安全上の理由から原則として手荷物の持ち込みは禁止です。

私は財布やスマホだけ持っていきました。スタジアム内で折り畳み傘をさしている人がいたため、その程度の持ち込みは問題なかったとは思いますが、基本的に何も持っていかない方が無難です。

服装とチームカラー

ホームチームの色の服を着るよりも対戦相手のカラーを着ないことが重要と感じました。

STVVのチームカラーは黄色と青でしたが、ほとんどの人は黒・グレー・白色の服を着ていました。当日はTシャツ一枚ではやや寒いということもあり、ゴール裏以外ではユニフォームを着ている人はほとんどいませんでした。対戦相手、今回だとリエージュのチームカラーである赤色を着ていなければ問題ないと感じました。

ハーフタイムに観客が屋台に並んでいる写真を見ていただけるとわかりやすいと思います!

選手の事前調べ

両チームの日本人選手しか知らなかったため、事前にホームチームのSTVVの選手だけでも調べておけばもっと楽しめたな〜と思いました。

雨・防寒対策

当日は雨が降り、結構肌寒かったです。手荷物は禁止ですが一枚多めに服を着て、スタジアム内で一枚脱ぐなどして調整すると良いと思いました。

また、雨で濡れている座席を拭くための小さいタオルやハンカチを持って行けば良かったです。

おまけ:試合開始まで市内観光

キックオフまで時間があったため、スタジアムへ向かう前に市内観光をしました。

まずはシント=トロイデンの観光名所・Grote Marktへ行きました。Grote Markt内にある市庁舎は「ベルギーとフランスの鐘楼群」のひとつとしてユネスコの世界遺産に登録されています。

Grote Marktには多くのブラッセリーやレストランが立ち並んでおり、ビールや食事を楽しでいる現地の方がたくさんいました。

中央付近の赤茶色の建物が市庁舎。その右は聖母教会。

次に、アイスクリームショップのVICAへ行きました。

フレーバーはPralineを注文しました。それほど甘くはなくナッツの食感もあって美味しかったです。
サイズは下から2つ目のKlein(Small)を注文し、3ユーロでした。写真だとあまり大きく見えませんが見た目以上にボリュームがありました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。